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デビュー50周年記念「萩尾望都 ポーの一族展」

2019年11月27日

自販機部門の船木です。

 

今回は、2年前にも採り上げた漫画家・萩尾望都さんの、なんとデビュー50周年記念の展覧会が今年2019124()1216()まで、大阪阪急うめだ本店9 阪急うめだギャラリーで開催されるということで採り上げさせて頂きます。この展覧会は、今年725日から東京の松屋銀座で行われていたものの巡回展です。東京、名古屋に続いて、大阪梅田が3ヶ所目です。

 

今回は萩尾望都さんの中でも一番人気の名作『ポーの一族』をテーマにした展覧会です。以前お話しした通り、私が初めて読んだ萩尾望都作品が『ポーの一族』でした。このお話は、時を超えて生き続ける吸血鬼バンパネラの一族を追いかけた物語で、いろいろな時間と場所に出没するエドガー少年を中心に描かれています。

デビュー50周年記念「萩尾望都 ポーの一族展」公式サイト

デビュー50周年記念「萩尾望都 ポーの一族展」公式facebook

吸血鬼伝説と言えば

 

元々吸血鬼と言えばドラキュラが有名で、西洋の怪しげな中世風の城に住む背の高い伯爵が美しい貴婦人たちを招き入れては血を吸って仲間に加えていくというストーリーでした。私が幼い頃の吸血鬼映画と言えば、吸血鬼役がクリストファー・リーで、退治する役がピーター・カッシングといった『吸血鬼ドラキュラ』(1958年、イギリス映画)のシリーズで、TVで何度も再放送を見ました。クリストファー・リーのすらっとした長身に、黒と赤のマントを身にまとい、美しい女性たちを見つめただけで次々に魅了するその姿に、悪役ながらも憧れを抱いたものです。そういう意味で、ドラキュラ伯爵が棲んでいるとされたルーマニアのトランシルバニア地方は、当時は吸血鬼伝説の聖地でした。

 

そうした一見おどろおどろしい吸血鬼伝説に秘められた、若い女性(しかも処女に限る)の血を吸わないと生きていけない、その悲哀に目を向け、そこに、神秘性とそれゆえの異次元性を加えて、怪奇ものから全く別のジャンルのものへと昇華なさったのが、少女漫画家の萩尾望都さんでした。

 

吸血鬼というシチュエーションはいろいろなところでよく使われ、少年漫画の世界でも荒木飛呂彦さんの『ジョジョの奇妙な冒険』の初期(Part1やPart2)においては極めて重要な設定ではなかったかと思います。

 

バンパネラという魔法

 

ところが、この萩尾望都さんの漫画に登場する吸血鬼バンパネラの一族はちょっと違うのです。ドラキュラのような不気味に見せるおどろおどろした感じがないのはもちろんですが、吸血の仕方も、鋭い牙=犬歯で首筋に噛みついて血を吸うと言うより、指先から相手の生きるエナジーを頂戴するという、ちょっとエレガントな感じなのです。露骨な噛み痕が残らないようにも吸えるようなのです。緊急時は生きた薔薇からもエナジーを吸収できるとか。

 

ちなみに、「はてなブログタグ」で「バンパネラ」を検索すると、こんなふうに書かれています(一部引用させて頂きます)。

 

「萩尾望都の長編マンガ『ポーの一族』に出てくる不老不死の存在。

 

伝説上の吸血鬼とは少し異なる。人間が、一族の者から血(エネジイ)を授けられることでバンパネラに変化する。(一日程度の仮死状態の後に一族として蘇生する。外見はもとのまま。変化した時点の年齢で老化は止まる)主に人間の血/生気(エネジイ)を糧にしているが、バラの花のエネジイでもその代用になる。また、長期間眠りにつくことでエネルギーを節約することもできる。

 

もともと体温や脈などの生体反応はないが、意志的にそれがあるふりをすることもできる。鏡に映らないことも同様。十字架、太陽の光、聖書の言葉に弱いのも、意志の力である程度克服できる。病気にかかることもなく、重い傷でもすぐに直る。炎の中でもやけどしない。しかし、銀の弾丸による負傷、心臓部の損傷は命取りで、跡形もなく消滅する。」

はてなブログタグ「バンパネラ」より)

 

なるほど。

 

自分の居場所

 

エドガーは『ポーの一族 小鳥の巣』でロビン・カーを思い出しながら言ったセリフは印象的でしたね。

 

「ねえ 世の中にはすこしばかり神経が細いために 育たない子どもがたしかにいるんだよ」と。

 

これは今の世の中でもあてはまることではないだろうかと思います。子供に限らず、神経が細すぎて、誰ともうまく合わせられずに、この世では満足に生きられなくなってしまう。そんな人間はどこへ行ったらいいのだろうか、と。

 

萩尾望都の作品には、異世界ものと呼ばれるものが多いのですが、「ここではないどこかへ」と自己の存在を移して、どうにか生きて行こうとする、物悲しくも健気な生き方をする少年・少女の姿がよく描かれます。

 

『ポーの一族』最新作

 

萩尾望都のデビュー作品は1969年の『ルルとミミ』でしたから、今年2019年でデビュー50周年を迎えられ、2012年には少女漫画家として初めて紫綬褒章を受章されました。そして、ついに、2016年には誰もが待ち焦がれた『ポーの一族』の40周年ぶりの新作『ポーの一族 ~春の夢~』が発表され、20177月にはその単行本が、今年20197月には最新作『ポーの一族 ユニコーン』の単行本が発売されています。

フラワーコミックス『ポーの一族 ユニコーン』

 

 

ざっくり展覧会のみどころ

 

この展覧会のみどころは、「すきとおった銀の髪」から「エディス」まで、19721976年に連載された15のエピソードを発表順に紹介され、さらに、40年ぶりに連載が開始された「ポーの一族 春の夢」、「ポーの一族 ユニコーン」まで、原画、カラー扉絵、予告カットなど200点以上が展示されるようです。また、2018年に舞台化され宝塚歌劇のコーナーや、デビュー50周年を記念した数々の作品の原画も展示されるようです。

 

既にネット上には、詳しいレポートをされているサイトもあります。

『デビュー50周年記念 萩尾望都 ポーの一族展』鑑賞レポート 300点以上の原画を通して、萩尾望都の世界に浸る

 

しかも、今回この展覧会は、NHK文化センター梅田教室との連動企画として、阪急百貨店とのコラボレーション講演会「デビュー50周年記念 「萩尾望都 ポーの一族展」開催記念トーク」というのもあるそうです。詳しくは、以下のサイトにて。

デビュー50周年記念 「萩尾望都 ポーの一族展」開催記念トーク(『NHK文化センター梅田教室

 

 

というわけで、滋賀県からJR大阪まで出て、阪急うめだ本店9 阪急うめだギャラリーにお出かけになる方は、時間帯に関係なく使える、格安きっぷが便利です。是非、お近くのチケットライフの自販機もしくは店舗にて格安のチケットをお求めください。各店のスタッフ一同、みなさんのご利用をお待ちしております。

 

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