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ゲルマン民族の大移動ならぬ恐竜の大移動

2017年4月17日

自販機部門の船木です。

 

今年2017年3月18日から5月28日まで、名古屋市科学館で、古生物や恐竜が好きな人にはちょっと興味深い特別展が開催されています。題して「恐竜の大移動 ティラノサウルス類と角竜の起源と進化」というものです。もちろん、角竜と言っても力士の鶴竜のことではありませんよ(笑)。これは、昨年2016年7月8日~10月10日に、福井県立恐竜博物館にて、好評を博した特別展で、今回名古屋市科学館にやってくるというわけです。

 

恐竜の大移動_大

名古屋市科学館 特別展『恐竜の大移動』

 

共進化

 

このところすっかりポピュラーになってきた恐竜博系の特別展の中でも、今回の特別展はそのテーマというか切り口がユニークではないでしょうか。恐竜好きの子どもたちの中でも、その復元想像図から、最も人気があると言っても過言ではない、2大スターとも言える、ティラノサウルスとトリケラトプスの仲間たちの共進化的な発展がテーマになっているからです。ここでの共進化というのは、いわゆる「捕食-被食関係」、つまり、肉食系と草食系の動物が食うものと食われるものの関係として、互いに、捕まえる能力と捕まえられないようにする能力との軍拡競争をしていくような進化のことです。

 

近い仲間同士ほど仲が悪い?

 

ここでちょっと私が不思議に感じたりするのは、動物の世界では、肉食系のライオンと草食系のシマウマのように、脊椎動物でも同じ哺乳類同士が食うものと食われるものの関係になっていることです。鳥類でもワシのような猛禽類が小鳥を襲うのもそうですし、古生物では、カンブリア紀に、節足動物のアノマノカリスが同じく節足動物の三葉虫を食っていたと言います(三葉虫にアノマノカリスに齧られた歯形の化石があるそうです)。

 

考えようによってはそう不思議でもないのかもしれません。同じ環境に住み、特徴的にも比較的似たような仲間の動物が、進化の過程において、一方はプランクトンや植物を食べて有機物を得ようとするものと、もう一方はいっそのこと同じ仲間を丸ごと食って有機物を得ようとするものの2通りの進化の道を歩むものに枝分かれてしていくということだけなのかもしれません。

 

ティラノサウルスとトリケラトプスの仲間たちの遥かなる旅

 

今回の特別展は、まさに、恐竜たちの中でも、ティラノサウルスとトリケラトプスの仲間たちが、食うものと食われるものの関係として、ジュラ紀から白亜紀まで、なんと1億年もの歳月をかけて、追いつ追われつ、はるばるアジアから北米大陸へと移り住んできたという壮大なストーリーがテーマになっています。これは、生存競争とはいえ、ある意味、途方もなく凄まじいスケールの鬼ごっこではありませんか。

 

恐竜の時代と言われる中生代は、海生生物のうち最大96%、全ての生物種で見ても90%から95%が絶滅したと言われる、古生代末のペルム紀でかろうじて生き残った種の中で、最初は比較的小柄だった恐竜が進化・発展していった時代で、地質学的には、地層から大きく三畳紀・ジュラ紀・白亜紀の3つに分けられています。三畳紀は約2億5217万年前〜約2億130万年前、ジュラ紀は約2億130万年前〜約1億4500万年前、白亜紀は約1億4500万年前〜約6600万年前だそうです。恐竜はまず小型の動物として、爬虫類から分岐したそうです。昔は子ども向けの恐竜図鑑を見ると、同じ中生代に棲息した翼竜や魚竜・首長竜までが恐竜扱いにされ、時には古生代後半に反映した哺乳類型爬虫類であるディメトロドンなどのようなものまで含まれたりしていました。今は「直立歩行に適した骨格をもった爬虫類」を指し、ほぼすべてが陸に住んでいます。恐竜は、大きくは鳥盤類と竜盤類に分けられ、鳥盤類にはイグアノドンをはじめ、トリケラトプスのような角竜類、ステゴサウルスのような剣竜類、アンキロサウルスのような鎧竜類、パキケファロサウルスのような堅頭竜類など、その風貌に特色のあるものたちが多いようです。一方、竜盤類にはディプロドクスやブラキオサウルスのような竜脚類、ティラノサウルスやアロサウルスのような獣脚類がいます。ちなみに、分類上、今生きている鳥類は、この恐竜の中の竜盤類の中の獣脚類の一派ということになります。

 

つまり、恐竜のうち、竜盤類の中の獣脚類のティラノサウルスの仲間が、鳥盤類の中の角竜類のトリケラトプスの仲間が、三畳紀には同じ祖先だったかもしれない小型恐竜から枝分かれして、ジュラ紀には肉食系と草食系という別々の進化の道をたどり、食うものと食われるものとして、今のアジアに棲息していましたが、トリケラトプスの仲間はティラノサウルスの仲間から逃れるようにして、今の北米大陸に移り住み、ティラノサウルスの仲間もトリケラトプスの仲間を追うようにして、同じく今の北米大陸に渡っていったというわけです。その間、約1億年という、人間には考えられないほど壮大なスケールの生存競争のドラマが演じられてきたということです。

 

ちょっと説明がくどくなってきたのでこの辺で終わりにします(笑)。

 

さて、うちの自販機部門でも、2月末から石山の自販機で新幹線切符を取り扱うようになりましたので、滋賀県の方なら、京都-名古屋間はこの新幹線切符を買い求めて、是非この『恐竜の大移動』に行きましょう!(ただし、ゴールデン・ウィーク期間中(4月27日~5月6日)など、新幹線切符が使えない期間がありますので、予めご注意下さい。)

 

そうそう、名古屋と言えば、あの話題のレゴランドジャパンもこの4月1日にオープンしたばかりですので、こちらも併せて是非この機会に楽しむといいのもいいかもしれません。

 

というわけで、滋賀県から京都経由の新幹線で、名古屋市立科学館にお出かけになる方は、是非、石山の自販機もしくは、お近くのチケットライフの店舗にて、新幹線のチケットをお求めください。各店のスタッフ一同、みなさんのご利用をお待ちしております。

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