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枚方T-SITE

2016年8月20日

 

自販機部門の船木です。

 

小さいとき、近所の見慣れた場所にある、ちょっとした違和感のある空間が好きでした。「異空間感覚」とでも言いましょうか。あの数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンがルイス・キャロルのペンネームで書いた『不思議の国のアリス』に登場する世界とまでは言わないまでも、ほのかにそんな香りがする場所。何か次元がずらされていて、日常の隣に非日常が混在する空間。それは大人になってもピンとくる人にはどこか異空間アンテナが立つ感じの場所であり、そうした場所というのはいつでもなかなか気になる場所です。

 

T-SITE_1

HIRAKATA T-SITE正面(http://real.tsite.jp/hirakata/)

T-SITE_2

HIRAKATA T-SITE店内

 

HIRAKATA T-SITE(http://real.tsite.jp/hirakata/)

というわけで、今回は私の実家の近くにある「HIRAKATA T-SITE」を少し覗いてみました。

TSUTAYAと言えば枚方

 

枚方と言えば、継体天皇が樟葉宮で即位され、日本書紀にもその名が登場し、交野ヶ原が貴族の遊猟地になったとされ、十辺舎一九が「東海道中膝栗毛」にてくらわんか舟などを描いたという、なかなか歴史ある場所ではありますが、近年はこれと言って目立ったものがなく、オシャレとはほとんど無縁と言っていい場所で、幼少期を過ごした私としてはいつも物足りなさを感じる街でした。昔は、駅前南口には近鉄と三越、北口には長崎屋がありましたが、既に私が大人になる頃には、百貨店全盛時代もとうに過ぎて、どこかパッとしない冴えない駅前のイメージが脳裏に張り付いていました。

 

今や全国チェーンで展開されているCDやDVDのレンタルショップと言えばTSUTAYAがお馴染みですが、ちょうどその頃、TSUTAYAのベースであった蔦屋書店が初めて創業されたのがその京阪枚方市駅の駅前でした。

 

個人的には長らく冴えないイメージだった枚方市駅前も、1997年京阪特急が停車するようになり、「頼れる病院ランキング」で大阪府で1位になるほどのドでかい関西医科大学附属病院も2006年に開院され、そろそろ活気づいてきてくれたら嬉しいなと思った矢先の枚方T-SITEオープンが、今年の5月16日でした。CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)が展開する生活提案型商業施設T-SITEとしては、代官山、湘南に続いてこの枚方T-SITEは3店舗目で、関西では初めてであり、国内最大だそうです。

 

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いつも本と隣合せのおしゃれな異空間

 

T-SITEの内部空間は、1F-食マルシェ、2F-TSUTAYA、3F-BOOK&CAFE、4F-暮らしと美容、5F-子どもと学び、といった感じで、フロアごとに違ったテーマを演出してくれる独特の空間になっています。

 

例えば、1Fの「食マルシェ」では、パンに関する本だとか朝食用の料理本だとか料理関連の書籍があるとともに、実際に美味しいパンや朝食を食べられるお店があったりとか、3Fの「BOOK&CAFE」では、アート関連の書籍の隣で、実際のアート作品が売られていたりとか、5Fの「子どもと学び」では、子どもたちが喜びそうな絵本や児童書を盛りだくさんに集めて展示・販売しているその横で、プチアスレチックな遊具で小さな子どもたちを遊ばせることができたりとか、そういう感じです。まさに、イメージとリアルがいい意味で交錯する場所。要するに、こんないい物があったらなあと本を見ながら思い浮かべたイメージがそのままリアルに手に取って味わえる場所というのは、子どもの頃に無邪気に思い描いた世界観ですが、大人になると現実世界ではそのような場所はなかなかないものだ思い知らされたりします。そうした無邪気な夢を可能な範囲で何とか叶えようとしている実験的な試みがこのT-SITEの内部空間だと感じました。

 

さて、T-SITEの内部空間は、真剣に本を探したり、無心に本を読み耽る図書館とは違い、また、ジュンク堂書店のように本好きにはたまらないほどの本、本、本といったここぞとばかりにビシッと本だけが敷き詰められた空間でもなく、むしろおしゃれな気分を味わいながら、どこか飽きさせない工夫がいたるところに施されている感じの不思議な空間でした。どちらかと言えば、蔦屋書店の書棚と書棚の間に、いろんな店舗が配置されているような、ちょっと他では見られない異質な空間性がとてもよかったです。個人的は結構気に入っていて、少なくとも丸一日かけても数日は堪能できそうです。

 

…というわけで、滋賀県から枚方T-SITEにお出かけになる方は、JR山科で京都市営地下鉄に乗り換えてから三条京阪で京阪電車に乗り換え枚方市駅で下車されると便利です。JRや京都市営地下鉄のチケットは、是非お近くのチケットライフの店舗および自動販売機にて格安のチケットをお求めください。各店のスタッフ一同、みなさんのご利用をお待ちしております。

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