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北斎とジャポニスム展

2017年11月26日

自販機部門の船木です。

 

それにしても、なぜ日本という国は、西洋世界にとっては不思議な存在に映るのでしょうか。もちろん、中国をはじめ、東洋全般に西洋には見られない特色があったりしますが、とりわけその稀有さは日本特有のものだったりするところもあるのかもしれません。とにかく、日本文化はいろいろなところで意外性を伴う不思議な登場の仕方で現れたりします。例えば、流行歌の場合だと、1963年アメリカ合衆国のBillboard Hot 100で6月15日付から6月29日付まで3週連続1位だった、坂本九の「上を向いて歩こう」は、「SUKIYAKI」という名でヒットし、そうした不思議さの顕れであったと言えるのではないでしょうか。そうした西洋から見た日本の魅力といったものに焦点を当てた展覧会が東京の国立西洋美術館で開催されています。それが「北斎とジャポニスム~HOKUSAIが西洋に与えた衝撃~」というテーマの展覧会です。この辺をちょっと探ってみましょう。

 

北斎とジャポニスム―HOKUSAIが西洋に与えた衝撃

北斎とジャポニスム―HOKUSAIが西洋に与えた衝撃(国立西洋美術館企画展示室)

 

 日本人の始まり

 

まずは、ふと、私たち日本人の起源って、いったいいつ頃なんだろうって思ったりします。

 

最近のDNA解析によれば、約700万年前に出アフリカをしたホモ・サピエンスが日本列島にたどり着いて最初の日本人の祖先となったのは、約4万年ほど前で後期旧石器時代の頃だと言われています。一般に「縄文人」と呼ばれる最初の日本人は、DNAレベルでは1つの集団からなる純粋種ではなく、少なくとも3つのルートから日本列島に入ってきた集団があったようです。その3つのルートとは、台湾から琉球列島を渡ってくるルート、朝鮮半島から対馬を経由してくるルート、シベリアから北海道を通ってくるルートです。しかし、1万年以上続いた縄文時代は、水田稲作農耕を伝えたとされる渡来系の弥生人がやってきた約3000年前に終わりを迎えたと言われています。とは言うものの、よくまことしやかに言われる俗説である「弥生人が大量にやってきて縄文人に取って代わった」という急激な交代劇が行われたわけではなく、縄文人と弥生人は実際には長い時間をかけて混血していったようです。

 

ある意味、日本列島というのはアジアの東の端であり、アフリカを出て様々に枝分かれして拡散していったホモ・サピエンスにとって太平洋の大海原が立ちはだかる最後の崖っぷちのような場所であり、いったん分岐したものたちが再びそこでまた一つに交じり合った土地だったと言えるのでしょう。そういう意味では、日本人というのは、DNA的には、まさしく出アフリカを果たしたミトコンドリア・イブとY染色体アダムがたどり着いた「最後の楽園」の香りを漂わせている民族だと言えるのかもしれません。そんなほのかな香りが、後に、世界史上15世紀以降に起こる大航海時代に、マルコ・ポーロの『東方見聞録』で紹介された黄金の国ジパング伝説となって、西洋人たちの血を騒がせたとは言えないでしょうか。

 

ジパング伝説の由来

 

そのジパング伝説の大元となったと言われるのが、『東方見聞録』の400年ほど前に、中世アラブ世界で東方の彼方にあると考えられていた「ワクワク」(ワークワーク)の国です。日本の古名「倭国」(わこく)に由来するという説もあり、まさしくワクワクの国日本というわけです。これは、アッバース朝で活躍したペルシャ系の地理学者であり官僚であったイブン・フルダーズベが著した現存最古の地誌『諸道と諸国の書』に、当時の中国(唐)に当たるスィーンの東方にある黄金に富んだ島国として、当時の朝鮮に当たるシーラとともに登場する国名です。ワクワクでは金を豊富に産出し、住民は犬をつなぐ鎖や猿の首輪を金で作っており、また、チュニック(衣服の名称の一つ)を金糸を用いて織っていると言います。ワクワクはすぐれた黒檀の産地で、「黄金と黒檀はこの地から輸出される」と記されていたようです。

 

ジャポニスム

 

最近では、漫画やアニメ、ゲームなど、日本の現代サブカルチャー、ポップカルチャーが外国の人たちに人気となり、それをきっかけとして、政府主導の「クールジャパン」といったものがここ数年展開されているようですが、この辺は以前までの外国の人たちの日本に対する関心とはちょっと違ってきているように思えたりもします。

 

今からちょうど150年前の1867年、日本では江戸時代が終わりを迎える大政奉還が行われました。そうした19世紀中頃、フランスのパリで日本の美術品の収集から始まる「ジャポニスム」と呼ばれる熱狂的な日本ブームが起きたそうです。その中でも葛飾北斎や喜多川歌麿らの浮世絵版画の人気は絶大で、西洋で日本美術の影響を受けたアーティストは、カサット、セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホ、ドガ、モネなど多数いました。

今回東京上野の国立西洋美術館の企画展示室で開催される「北斎とジャポニスム~HOKUSAIが西洋に与えた衝撃~」は、葛飾北斎が西洋のアーティストにいかに大きな影響を与えていたかを知る絶好の機会になります。興味のある方は是非お出かけ下さい。

 

 

というわけで、滋賀県から京都経由の新幹線で、東京上野の国立西洋美術館にお出かけになる方は、是非お近くのチケットライフの店舗、もしくは、石山の自販機にて、新幹線のチケットをお求めください。各店のスタッフ一同、みなさんのご利用をお待ちしております。

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