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株主優待のための基礎用語〜材料

2018年1月15日


株式投資の世界では「材料」という言葉が頻繁に使われています。これはいったいどういう意味でしょうか。解説していきます。

1.「材料」とは

株価は日々移り変わっていきます。

 

株価が変動するにはその要因があるわけですが、これを株式投資の世界で「材料」と言うのです。
 
そう、「材料」とは株価を動かす要因となるニュースや出来事のことです。
 
株価を上昇させるような良いニュースは「プラス材料」「好材料」と呼ばれ、株価を下落させるような悪いニュースを「マイナス材料」「悪材料」と言います。
 
例えば新技術の開発などは「好材料」、不祥事や決算の悪化などは「悪材料」となります。

2.織り込み済み・出尽くし

ただしこの「材料」ということに関連して、株の世界ではちょっと面倒なことが起こります。
 
例えば「ある会社が新技術の開発に成功した」というニュースが出たとします。
 
だからと言ってその会社の株が確実に値上がりするとは言えません。
 
もしその会社が数年前に「**という技術の開発に見通しが立った」というリリースを出していて、その時すでに期待によって株価が値上がりしていれば、「開発に成功」というニュースも「想定通り」の結果に過ぎないのです。
 
株の世界は先回りの世界です。材料になりそうな情報を得たら、いち早く動いてその会社の株を買っておくのが投資家というものです。
 
このように、投資家達が「出て来そうな材料を既に踏まえてしまっている状態」を「織り込み済み」と言います。
 
たとえ新技術の開発に成功しても「織り込み済み」で株価が上がらないということもあるわけです。
 
さらにひどい状況としてこういうケースがあります。
 
その会社が新技術の開発に成功したということを見届けて、その会社の株を売ってしまう投資家もいます。
 
「この会社から当面、好材料は出ないな」と思われて売られること、これを「好材料出尽くし」と言います。
 
逆に不祥事の相次ぐ会社などで、あまりにもひどいニュースが連続して「もうダメだ」という空気が出た時に買いが入ってくることもあります。
 
これは「悪材料出尽くし」というケースです。
 
株式市場は、現実的には「良いニュース=買い」「悪いニュース=売り」というような単純なものではないのです。

3.先回りのさらに先回り

先の読み合いは株式投資の面白いところでもあります。
 
そういえば2017年11月末から12月頭にかけて「ジーンズメイト(7448)」の株価の急騰が起こりました。
 
これはテレビ東京の経済番組「ガイアの夜明け」の次週予告で「ジーンズメイト」が翌週に取り上げられるという「材料」を受けての高騰でした。
 
「有名なテレビ番組に取り上げられれば、きっと株価が上がるだろう」という思惑で先回りして「買い」にやってくる人達が殺到したのです。
 
700円台だった株価は1週間足らずで1,500円を越えるところまで行きました。
 
放送当日の終値は少し下がって1,300円ほどでした。
 
そしてその夜「ガイアの夜明け」の放送。
 
その内容は、親会社となった「RIZAPグループ(2928)」の主導による「ジーンズメイト」再生計画という内容でした。
 
放送内容はなかなか良いものだったと思いますが、放送翌日の株価は下落。
 
「好材料出尽くし」と判断されたようです。
 
激しい「売り」が浴びせられて一時は1,056円という水準まで下がりました。
 
「放送前に買っておいて放送後に売る」というシナリオで動いた人は負け。
 
「放送前に買っておいて放送のちょっと前に売る」というシナリオで動いた人の勝ちでした。
 
これはひとつの事例ですが、「先回りしたつもりが、もっと先回りしている人がいる」というのが相場の世界です。

4.株主優待も材料になる

ところで、株主優待も見方によっては「材料」となります。
 
株主優待のある銘柄によく見られる傾向として「権利付き最終日」に向けて株価が上昇するということです。
 
逆に株主優待の「権利落ち日」には、優待銘柄の多くが「配当金+優待」の分だけ下がります。
 
優待目当ての人達で相場が盛り上がってくる少し前に、先回りしてその銘柄を買っておき、「権利落ち日」より前にあえて売ってしまうという投資方法で稼いでいる人もいるようです。
 
ただし、この方法だと売買益は得られても、優待がもらえないので、ちょっと寂しい気もしますね。
 
以上、今回は「材料」について解説しました。皆様の充実の株主優待ライフのヒントとなれば幸いです。

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