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  • 株主優待のための基礎用語〜貸株

    2017年7月10日

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    投資経験を重ねている中で、時には売りたくても売れない「塩漬け株」を保有し続けることになってしまう局面もあるかもしれません。その際に使える技のひとつが「貸株」です。今回はとして株主優待のための基礎用語として「貸株」について解説します。
     

    1.信用取引について

    株式市場には信用取引という仕組みがあります。

     

    例えば、個人投資家Aさんが、証券会社から現金を貸してもらって、そのお金で株を買い、株が値上がりした時に売って儲けるという方法は「信用買い(カラ買い)」です。
     
    この場合は株が値上がれば儲かるわけで、逆に株が値下がると損をします。
     
    一方、個人投資家Aさんが、証券会社から、ある銘柄の株を借りて、その株を仮に10万円で売り、同じ銘柄の株が9万円に下がったところで市場から買い戻せば、差額の1万円が儲かります。
     
    こういった手法は「信用売り(カラ売り)」と言います。
     
    この場合は株が値下がると儲かるわけです。逆に値上がりすると損をします。
     
    この手法をうまく利用して優待ゲットに使うのが「クロス取引(つなぎ売り)」であることは以前に紹介しました。
     
    株主優待の裏技、クロス取引の方法と注意点
    http://www.life1.co.jp/ticketpress/cross-trading/
     
    実はこの信用取引制度を間接的に利用して「塩漬け株」有効に利用する手法があるのです。

     

    2.貸株市場について

    こんなふうに株式市場には「株を借りてカラ売りをする者」が存在します。
     
    上で書いた例では、「証券会社からある銘柄の株を借りて」と説明しましたが、当然、証券会社が投資家に株を貸すためには「貸すための株」が必要になります。
     
    証券会社は、貸すための株をどこかから調達する必要があるのですが、実は個人も証券会社に株を貸す「貸し手」になることができるのです。
     
    口座を開設している証券会社と契約をすることで、その証券会社の口座にある株を「貸株」として提供し、そのレンタル代を得ることが可能なのです。
     
    つまり、売る機会を逃したまま塩漬け状態になっている株であっても、「貸株」として利用することで、利息収入を得ることができるのです。
     
    証券会社のサイトなどで、各銘柄のデータをよく見るとPBRやPERなどの数値と並んで貸株に適用される金利が書いてあります。
     
    例えば、私の使っている楽天証券で確認したところ、2017年5月23日時点で「極楽湯ホールディングス (2340) 」は「貸株金利 3.00% 」です。
     
    また「三菱UFJフィナンシャルG (8306)」は「貸株金利 0.10% 」です。
     
    ちなみに「貸株の金利が高い」=「カラ売り市場で大人気のため貸株が不足気味」=「多くの人が下がると思っている銘柄」です。
     
    上の例で言うなら「なるほど、UFJの株よりも、極楽湯の株の方が、下がると思っている人が多いのだな」というように、「貸株金利」は市場の動向を推し量る参考数値として、使うこともできます。

     

    3.貸株を行う際の具体的手順と注意点

    さて、貸株行うための手順を確認してみましょう。
     
    自分がお金や株を「借りる側」になる「信用取引(カラ買い・カラ売り)」を行う際にはあれこれと審査があるのですが、自分が株を「貸す側」になる「貸株」については、手続きはそれほど難しいものではありません。
     
    例えば楽天証券では、

    >パソコンでの書面閲覧が可能なお客様でしたら、どなたでもお申込みいただけます。
    >ウェブページログイン後、「設定・変更」→「申込が必要なお取引・各商品に関する設定」→「貸株サービス」とお進みください。
    >サービス申込み完了日から自動で貸出され、起算して4営業日目から金利が付与されます。

    となっていて、手軽に「貸株サービス」が利用できます。
     
    ただし、この「貸株サービス」にはいくつか注意点があります。
     
    まずは「投資者保護基金」の対象とならないこと。
     
    「投資者保護基金」というのは、取引をしている証券会社が破綻した場合に備えて、投資家を保護してくれる制度です。
     
    これによって、証券会社が万が一破綻したとしても、投資家が預けていた現金や有価証券は返還されることとなっています。
     
    ですが、貸株サービスを使って証券会社に貸した株は、この保護の対象とはなりません。
     
    それから「配当金ではなく配当金相当額をもらうことになる」という点にも注意が必要です。
     
    株を貸している間、その株の所有権は証券会社に移ってしまうため、株を貸している投資家は、企業から直接配当をもらうことができません。
     
    そのため、配当の支払いがあった場合は、所得税分を差し引いた「配当金相当額」が証券会社から投資家へと支払われるという形になります。
     
    そして、この「配当金相当額」は税制上では雑所得や事業所得の扱いとなります。
     
    人によっては確定申告が必要になることもありますので、ご注意ください。
     
    さらに重要なことは「優待をもらうにはオプションの手続きが必要になる」ということです。
     
    普通、株主優待は株を所有している人がもらうものです。
     
    ところが、貸株を行っている投資家は、株を貸している間は、その株を所有していないわけですから、そのままでは株主優待が受け取れないことになってしまいます。
     
    ですが、貸株サービスには「優待優先」という項目がちゃんと用意されています。
     
    このオプションにチェックを入れておくと、優待の権利確定の期間だけは株が投資家に返却されて、無事に優待を受けられるようになるのです。
     
    ですから、「貸株をしつつも優待も欲しい」という投資家は、「優待優先」オプションのチェックを忘れてはいけません。
     
    ただし、この場合、その優待獲得に要した期間分の貸株の利息収入は、受け取ることができません。
     
    また長期保有で優待がグレードアップする株の場合、貸株をすることでその権利が失われるケースもあります。
     
    例えば、「オリックス(8591)」は、はっきりとその旨を記載しています。
     
    「株主優待のご案内」
    https://www.orix.co.jp/grp/pdf/ir/individual/investment/yutai-guide_2016.pdf

    Q:3年以上継続保有でワンランク上のカタログギフトとありますが、証券会社の貸株サービスを利用した場合は継続保有にならないのですか?
     
    A: 貸株サービスをこ利用の場合、貸出を行った株式の所有権は貸出先に移転し、継続保有の対象外となります。また、相続等により株主番号が変更になった場合、過去の保有期間は通算されません。保有期間は、新規株主番号に変更した後に到来した基準日から起算いたします。

    この点は会社によって対応に違いがあるようですので、個々の銘柄については、御自身でご確認頂きたいと思います。
     
    さて、いろいろと注意点はあるとはいえ、「貸株サービス」は塩漬け株の有効な活用法のひとつの選択肢であることは間違いありません。
     
    ちなみに私自身も「貸株サービス」を利用したことがありますが、確定申告の際に、余分に記載するべきことが増えて、ちょっと面倒だったので、今は利用していません。
     
    以上、今回は塩漬け株の有効な利用法のひとつである「貸株」について解説してみました。皆様の充実の株主優待ライフのヒントとなれば幸いです。

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