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万葉集つづきのはずがスピンオフ

2015年8月10日

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自販機部門 原田です。
前回、『万葉集』より私の好きな歌を紹介させていただきました。
しかしながら、内容は途中で「オチ」を書かないまま終わってあります。
今回は、その続きを書こうと思っていたのですが、複数のスタッフより
「内容が難しすぎて、読むのを途中で諦めました。」とのご感想を頂きました。
そこで、今回は「続き」のまえに古文の面白さを紹介しておこうと思います。
まずは言語学的アプローチ(またまた難しい話か?)で紹介します。

古代の「母」は「パパ」でした

いきなりですが問題です。
室町時代のなぞなぞから
「母は二度合うのに、父は一度も合わないものな~に?」
いきなりですが答えは「唇」です。
現代では「母」は「ハハ」と、「父」は「チチ」と発音しますが、室町時代は
「ハヒフヘホ」「ファフィフュフェフォ」と発音していました。
したがって「母」は「ファファ」と発音していたため「唇」が二度合ったのです。
さらに時代をさかのぼり奈良時代では「パピプペポ」と発音していたため
「母」は「パパ」と言っていました。
これ、ホントの話です。

ジャパンは日本語?!

それでは「日本」はどう読むのか?
現代では、「ニホン」と読む場合もありますが、正式には紙幣にも書いてありますが
「ニッポン」ですね。奈良時代には促音(小さな「ツ」の音)が無かったため
「ニポン」と言われていました。日本の正式な国名にはこうした古い歴史があります。
ところで「日本」
英語で「ジャパン」
仏語で「ジャポン」
それでは、古代日本語では?
先ほど「ニポン」と言ったばかりですが
実は「ジポン」とも言っていました。

なぜなら、「本日」をどう読みますか?
現代でも「ホンジツ」と読みますね。
「日本」は、それを前後逆にした文字である事に気づきましたか?
したがって「ジツホン」と読めるワケです。
これを先ほどの奈良時代的に読むと「ジポン」となるのです。
実はこの読み方は、江戸時代前半頃までされていたそうです。
「ジャパン」や「ジャポン」の語源については諸説ありますが、
「ジャパン」って、結局は日本語のなまりじゃないの?と私は思っています。

これ、本当はよくわからない話です。

暴走族は古文好き?

今でも暴走族っているんですか?

30年以上前はよく見かけました。

彼らは、どうやら漢字好きで、特攻服の刺繍やスプレーでの落書き

でよく漢字を使っていました。

「夜露死苦」・・・・みたいな。

ちなみに「よろしく」と読みます。

実は、『万葉集』や『古事記』の原文も、こんな感じの漢字で書かれています。

「平仮名」や「カタカナ」の無かった古代では「あて字」が多く使われていました。

例えば、前回紹介した大海人皇子の歌の原文は次の通りです。

 

 紫草能 尓保敝類妹乎 尓苦久有者 人嬬故尓 吾戀目八方

 

「むらさきの にほへるいもを・・・・」と読むわけですが、これまでに述べたとおり

発音さえも時代とともに変化している中、古文を正確に読む事は至難です。

さらにそれらを文法分解するなど、神ワザとしか言いようがありません。

実際、古文の文法では「ラ行変格活用」など複雑な形態をしています。中には「例外」

というのもあります。そもそも、どう読むかさえも不確定なものの文法ですから

本当のところは、「よくわからない」のが古文というものです。

こんな古文を現代人にも読めるように変換したものが

「歴史的仮名遣い」といわれる文章です。

「○○みたいなぁ~」古文

我々が教科書や書籍で目にする古文は、基本的にこの「歴史的仮名遣い」で

表記されています。注目は「的」の文字です。

「的」の文字が意味するものは、「歴史っぽい」という事です。

本当は、こう言ったワケじゃないけど、なんとなく、古い感じで言えば

こんな感じかな。・・・みたいな。

なんせ、奈良時代から江戸時代ぐらいまでの文を、ひっくるめて表現するんですから

無理があるのは当然です。

古文なんて、わかんなくて当然なんです。

次回予告

さて、今回もスタッフブログにあるまじき内容。

全くチケットライフに絡んでおりません。

そこで、次回はしっかり話を完結させて、スタッフブログらしい内容に

する予定です。

「恋めやも」の宮崎駿的考察

「オチ」はチケットライフ近江八幡店

ではまた。

 

 

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