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2015年8月8日

 

この時期になると思い出すもの

 

 

①TUBE
②昔別れた彼女
③あなたの知らない世界
④稲川淳二

 

 

なのでちょっと怖い話でもしましょうか。
ストーリーテラーはお馴染み湯浅でお送りします。
全て私の体験です。

 

第一話

『上半身はどこ?』 危険度★★☆☆☆

 

あれは高校受験の勉強をしていた15歳の夏でした。
真夜中と言えど決して涼しくなどない少し汗ばむような夜でした。

エアコンのない部屋、扇風機の回る音と

ラジオから聞こえる同世代の悩みの声。
俗にゆう丑三つ時
ちょうど夜中の二時をまわったころ、遠くのほうで犬が吠えている声が聞こえました。
なんだか下駄の音もカランコロンと聞こえた気がしました。

「なんだろ?」

ふと立ち上がり部屋の出窓から道路のほうを見下ろしてみると
そこには

上半身のない下半身だけの人。しかも裸で下駄を履いている。

そんな奇妙な生き物がとてつもないスピードで走り去っていきました。

 

 

たぶん疲れてたのかな。
これはまぁほんとの話ですがネタみたいなものです。

 

 

第二話

『高速道路の女』 危険度★★★☆☆

 

19歳の夏、専門学校が夏休みだったことで退屈な毎日を過ごしてました。

暇ですることもないので
だいたい連れ(友人)と毎日ブラブラしてたと思います。

昼と夜なんてあってないようなもの。
その日も夜中まで退屈と闘ってました。

「そろそろ眠い。」
連れがそうゆうので車で送ってもらいました。
家につき、眠さを感じながら、シャワーを浴びて出てくると

規則的に光る携帯の着信ランプが目に映りました。
こんな時間に誰だろ?
着信の相手はさっきまで一緒にいた連れからでした。

かけ直してみると
開口一番、

 

「見た」と

 

「なにを?」

 

私の問いに食い気味で
「後部座席に女がいた」

 

 

見間違いだろって鼻で笑いながらどこか寒気がしたことを覚えてます。
話を詳しく聞くと私の家から数分走った先に高速道路の上に架かる橋があり、

そこを渡ったあたりでルームミラーを見たらいたとのこと。

もう疲れと眠気のせいだろうと早々に電話を切りました。

 

まだこのときは自分の身に恐ろしい体験が降りかかることなど知るよしもありませんでした。

 

 

それから数日たったある日
今度は私の車で連れとブラブラしていました。

あの日、連れが体験した話はあれからお互いすることもなく

その日もくだらない話をしテただ時間だけを消化していました。
前と同じような時間、確か午前三時頃
今度ハ私が連れを家まで送り
帰路についていましタ。

 

いつもと変わラナい風景。自分が幼いころからなにも変わっていない。

ただ暗いだけ。切れかけの街灯が不規則なリズムをとっている。
いつモト違ったのは、私がこの前の連れの体験を思い出してしまったこと。

 

 

坂に沿って団地が並ぶゆるやかなカーブを描いた道

チょうど連れがみた場所

心臓は確実に速さを増している
ハンドルを握る手に

尋常じャナい汗を感ジる。

そんな恐怖から解放さレたくて恐る恐るルームミラーを見てみる。

 

 

「…。」

 

そコにはなにも写ってナく
安堵から鼻歌を歌っテいました

家までアと数分。

どこかでまダ頭から離れていない感覚が残ってマシた。

 

エアコンの温度をあげながら差し掛カッた高速道路の橋。

一時停止の標識が目にはいり
減速して車を止めました。

左右を確認するために
首を左ニムけたとき

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

20150805_132921※書きました。
助手席にイました。

 

ソコからのことはあマり覚えてないのですが

許してくだサいと何度も言いながら視界に入らないよう

手デ顔の左側を覆いながら家路に着いたと思います。

 

後日連れに話をしたところ大体容姿が一致していました。

一夏に同じ場所で二人が目撃していること、
その女性がドこの誰ナノかはわからないままですが

 

モシカシタラ昔ニコノ高速道路デ…

 

 

今後、夜中に一人で運転スる際はご注意くダサい。

 

 

また機会があればお会いしましょう。

BGM  HIIH 「FEELS LIKE HEAVEN 」

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